ファンづくり事例店舗の活動

動画[ファンづくり事例ぷち解説⑥]AIが選ぶ日本酒、売上56%アップ!

代表の齋藤が気になったファンづくりにまつわる事例を解説しながら、皆様に役立つポイントを、短い動画でご紹介します。

AIは人よりも相談しやすい

今回は、スーパーマーケットの紀ノ国屋と香りのAIを開発しているセントマティック社が行った、日本酒ソムリエAIの実証実験についてご紹介します。

この実証実験では、紀ノ国屋の渋谷店の日本酒売り場に、セントマティック社が開発したAIタブレットを設置しました。
このタブレットは、お客様の感性や気分に合わせて、最適な日本酒を提案するというものです。
例えば、「癒されたい」「気合いを入れたい」などの質問に答えると、その場にある日本酒からぴったりの一本を選んでくれるのです。

この実証実験の結果、前月比で日本酒の売り上げが56%もアップしたという驚きの数字が出ました。
この効果に紀ノ国屋も驚き、今後は全国6店舗でAIタブレットを展開することを決めたそうです。

この事例から、私は2つのことを考えました。

お客様は買いたいものが決まっていない

まず1つ目は、お店に来るお客様は、買いたいものが決まっていないことが多いということです。

もし買いたいものが決まっていれば、ネット通販で買ってしまうかもしれません。
しかし、お店に来るお客様は、何か新しいものや自分に合ったものを探しているのです。そこでAIタブレットが役立ちます。
AIタブレットは、お客様に質問をしながら、その人にぴったりの日本酒を見つけてくれます。
そして、その日本酒がどうしてぴったりなのかも説明してくれます。これによって、お客様は納得して購入することができます。

つまり、お店に来るお客様は、「自分に合った商品」を探しているということです。
それを見つけて提供することができれば、売り上げは上がるということです。

AIに相談する方が人よりも気楽

2つ目は、AIに相談する方が人よりも気楽なことがあるということです。
人に相談するときには、色々な心配や不安があります。
例えば、
「強く勧められてしまうんじゃないか」
「自分の好みを理解してもらえないんじゃないか」
「断りにくくなってしまうんじゃないか」などです。
しかしAIであれば、そういう心配や不安がありません。
AIは無理やり勧めたりしないし、自分の好みや気分を正確に分析してくれるし、断るのも自由です。
だからこそ、AIに相談すると気軽に日本酒を選ぶことができます。

この事例から、私は人として接客するときに大切なことも考えました。

それは、お客様から警戒心を持たれないようにすることです。
AIに相談する方が気楽なのは、AIがお客様の気持ちを尊重してくれるからです。
人も同じように、お客様の気持ちを尊重して接することができれば、警戒心を解くことができるのではないでしょうか。

では、お客様の気持ちを尊重するにはどうすればいいでしょうか。

お客様の警戒心を和らげるには

私は、ピュアな気持ちで接することが大切だと思います。
今回の事例であれば、日本酒を美味しく飲んでもらいたいというピュアな気持ちで接することです。
美容室であれば、お客様の髪型や顔立ちに合ったカットやカラーを提案したり、
アパレルショップであれば、お客様の体型やファッションセンスに合った服や小物を紹介したりすることです。
そして、売り上げを上げることは、頭の隅に置いておくだけにすることです。

そんなピュアな気持ちで接客すれば、お客様も信頼して相談してくれるようになるのではないでしょうか。

今回は、AIを使った接客の成功事例から、人として接客するときに大切なことまで考えてみました。
私たちはAIを活かして、お客様の笑顔を増やしましょう。

ファンづくりポイント
ピュアな気持ちで接客する

これまでのファンづくり事例ぷち解説動画はこちら

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